2010年10月26日火曜日

子供の安全について

先週の金曜日(10月22日)にうるま市で小学2年生の男の子が、突然の大雨で増水した側溝に落ち、川に流されて死亡するという、大変痛ましい事故がありました。
子供が落ちた側溝は、どこにでもあるような幅、深さとも30センチから50センチ程度で、こんなところで人が流されるのか?と思うような所です。
しかし、事故は起き、一つの命が失われてしまいました。

流された子の父親は、私の職場の同僚です。
机を並べて、毎日一緒に仕事をする仲間で、一番信頼できる人でした。
事故直後にお宅に伺ったときは、かける言葉も無く、見ているこちらが辛いほどでした。
末の妹が「お兄ちゃんの時間が止まってしまったの」とつぶやいた時は、可哀想でいたたまれませんでした。

このブログを見て下さっている方に子供がいれば、絶対に雨の日は川に近づくな!と教えて下さい。
自分のいる所で降っていなくても、川の上流に降った雨で突然増水することがあります。
近年は、地球温暖化の影響からか「記録的豪雨」という表現をよく聞きます。
突然の大雨による激流は、大人でも流されてしまう程の大きな力をもっています。
小さな川、普段は水の流れの無いような側溝でも油断せず、十分注意するように教えてあげて下さい。

今回の事故は、午後8時半頃に起こっています。
小学生は、暗くなる前に家に帰るように躾けて下さい。
今の時期は日に日に日没が早くなり、あっという間に暗くなります。
子供が、夜外で遊ぶのは大変危険です。
6時頃までには、家に帰るように教えて下さい。

同じ職場の同僚で、彼と家族付き合いしている者がいます。
事故に遭った子は、よく家に遊びに来ていたそうですが、とても素直な優しい子で、奥さんがいつも感心していたということです。
その奥さんは、この子を外で見かけたときは、「早く家に帰りなさいよ」といつも声を掛けていたということです。
しかし、事故当日、たまたま見かけたときに、ちょっと距離が離れていたため声を掛けなかったそうです。
その事が残念で、悔しくて、申し訳ないと、責任をも感じていると言うことです。

このブログを見て下さっている方にお願いです。
暗くなっても外で遊んでいる子供を見かけたら、「早く家に帰りなさい」と一声掛けてあげて下さい。
お願いします。